子猫 ドライフード

初めて子猫を飼うときは、どんなフードを与えたらいいか迷ってしまうことは多いものです。

子猫に合ったフードを選ぶには、成長期に必要な栄養素についても知っておく必要があります。

また、成長にともない、適切なタイミングでドライフードへ切り替えなければなりません。

この記事では、子猫の基本的なフードの選び方や切り替え方、与える際の注意点などについて解説していきます。

今からドライフードあげても大丈夫?子猫のカリカリデビューはいつから?

子猫といっても、月齢に応じて与えるフードは違います。

生まれたばかりのうちは母猫の母乳を飲んでいますが、いつまでもそのままというわけにはいきません。生後3〜4週間を目安に、少しずつ離乳食に切り替えます。

母猫と一緒に飼っている場合には、子猫の様子を見ながら徐々に離乳食を始めていくといいでしょう。

子猫は、目が開いて自由に動けるようになってくると、次第にさまざまなものに興味を持ち始めます。母猫のフードに興味を持ち始めたら、離乳食を開始しても大丈夫です。

子猫は生後2〜3週間程度で歯が生え始めますが、いきなりドライフードを与えてはいけません。

母乳からドライフードへ切り替える前には必ず離乳食を与えましょう。

離乳食は市販のウェットタイプのものか、ドライフードをふやかしたものを与えます。

母乳から急に固いフードに切り替えると、子猫によっては便秘をしたり下痢をしたりすることがあるので注意しましょう。

ドライフードで離乳食を作る場合は、お湯でふやかしてからつぶし、十分冷ましてから与えるのが基本です。

離乳食の期間は2〜3週間を目安にし、子猫の様子を見ながら少しずつ水分を減らしていくと上手に切り替えができます。

成長期の子猫に必要な栄養素って?成猫とは違うの?

猫は、人間の赤ちゃんとは違い、成猫になるまでの期間が短く、急激な成長をします。

猫はおよそ1年で大人になるため、この時期は特に栄養が必要です。

成猫になってからは健康維持が主な目的になってきますが、子猫のときは成長に必要なタンパク質を中心に、ビタミンやミネラル、炭水化物と脂質を与えるよう心がけましょう。

猫の体を作る上でもっとも必要な栄養素はタンパク質です。

ここであげたどの栄養素も大切ですが、成長期にはより多くのタンパク質が必要になります。

タンパク質をはじめ成長に必要な栄養素が不足してしまうと、成長が遅れたり健康上のトラブルを起こしやすくなったりするので注意が必要です。

タンパク質とは、アミノ酸で形成される高分子化合物のことを言います。

アミノ酸は約20種類あり、これらが配列されて皮膚や筋肉などを形成していくのです。

アミノ酸の多くは体内で生成することができますが、一部のアミノ酸は外から摂取しなければなりません。

体内で作ることができないアミノ酸のことを必須アミノ酸と言います。

猫が必要な必須アミノ酸は、タウリンにイソロイシンにロイシン、アルギニンにリジン、ヒスチジンとメチオニンなど全部で11種類あります。

子猫の場合は、1日の食事の中で30%以上はタンパク質を摂取できるようにしましょう。

子猫のドライフードの選び方!基本は成猫と変わらない?原材料・添加物などなど

ペットフードの種類は海外のメーカーから国内メーカーまで豊富で、子猫のドライフードもさまざまなものが出ています。

粒の大きさや素材の違いだけでなく、猫の体質に合わせて選べるものもあります。

毎日与えるものなので、選ぶときには価格を重視したい人もいるでしょう。

ただし、安易に手頃な価格というだけで決めてしまうのは、あまり感心できません。

安い価格帯のものは、安全性に疑問を持ってしまうドライフードも多いからです。

特に子猫のうちは、まず健康な体作りをすることがポイントになります。安全に配慮できるドライフードを選びましょう。

子猫の場合、成長のために成猫よりも栄養価の高い餌を与える必要があります。

おすすめしたいドライフードは原材料が肉や魚で、動物性たんぱく質が豊富な製品です。

そして子猫は消化機能が発達していないため、穀物の含有量が少ないドライフードを選びましょう。

また、メーカーによっては子猫用にふやけやすいドライフードを用意しているので、離乳食としても与えやすいといえます。

消化性の高いタンパク質を配合しているものは、子猫のお腹をやさしくサポートしてくれます。

ドライフードは子猫の健康に配慮した様々な製品が作られています。

評判の良いメーカーに共通しているのは、厳選された良質な素材を使っていることです。

人工的な色素は使用していませんし、添加物なども自然由来のもので、安心して与えられます。

ドライフードの基本!総合栄養食ってどんなフード?

ドライフードの多くには「総合栄養食」と表記されています。

総合栄養食とは、それだけで1日に必要な栄養素がとれるという意味です。

子猫のフードに限らず、ペットフードの中には「栄養補助食品」と書かれているものもありますが、これはあくまで主食の補助として与えるもので、これだけでは十分な栄養素はとれません。

おやつや栄養補助食品を与える場合でも、必ず総合栄養食を与えましょう。

総合栄養食を与えないと、発育不良の原因になります。そしてもちろん、衛生的な水も必要です。

総合栄養食と表示するためには、「ペットフード公正取引協議会」の基準をクリアしている製品であることが必須条件になっています。

基準をクリアするには、成分の分析や実際に給餌するなどの検査が行われます。

つまり、総合栄養食と表示されているということは子猫の成長に必要な栄養素が十分であるという証拠でもあるのです。

子猫のフードを手作りしたいという人もいますが、成長に必要な栄養素を自分でそろえるのはなかなか難しいので、総合栄養食と表示されたドライフードを選ぶほうが安心と言えます。

避妊・去勢をしたらフードは切り替えるべき?

猫の避妊手術や去勢を「かわいそう」と考える人もいますが、必ずしもそうではありません。

実際に、猫の避妊手術や去勢を推奨している獣医師は多く、手術を受けることでさまざまなメリットがあるのです。

大きなメリットとしては、病気の予防があげられます。

ホルモン分泌の関係から乳腺腫瘍や、子宮の病気を発症する猫もいますが、そのリスクが軽減されることがわかっています。

メスに限らず、オスにも乳腺腫瘍のリスクがあると言われており、去勢することで予防ができます。

そして、子猫を不要に繁殖させてしまうことを防げるのもメリットの一つです。

一般の家庭では、なかなか複数の猫を飼育するのは難しいものがあります。

屋外に自由に出している猫の場合は特に気をつけなければなりません。

野良猫の繁殖を防ぐためにも、避妊手術や去勢は大切なことであり、飼い主の責任と考えておきましょう。

もちろん、デメリットもあります。

それは肥満になりやすいことです。

そのため、避妊手術や去勢をした猫は専用のドライフードが用意されています。

肥満を防ぐためにも、避妊手術や去勢を行ったらフードを切り替えることをおすすめします。

成猫用ドライフードに切り替えるタイミングは?

子猫用のドライフードを与えるのは生後12カ月までが基本です。

発育状態にもよりますが、成長に必要な栄養素を含んだドライフードを与えていれば、何かの疾患でもない限り、発育が遅れる心配はありません。

12カ月を目安に、成猫用のドライフードに切り替えてあげましょう。

新しいドライフードを選ぶときは、それまでに食べていたものと粒の大きさや臭いなどが近い製品を選ぶと成功率が高くなります。

ドライフードを切り替えるときは、いきなり替えてはいけません。

少しずつ慣れさせていくことがポイントです。

まだ子猫用のドライフードが残っているうちに切り替えを始めます。

コツとしては、子猫用のドライフードと成猫用のドライフードを少しずつ混ぜて与えていくことです。

特に猫は嗜好性が強い傾向があるため、いきなり替えてしまうと食べないこともあります。

まずは子猫用のドライフードに成猫用のドライフードを少量混ぜ、食べるようなら半分ずつ混ぜるといった具合に段階を経て少しずつ配合の割合を変えていきます。

最終的には全部成猫用のドライフードにして、問題なく食べるようであれば切り替えは成功です。

子猫にあげるドライフードは小粒のほうがいい?

猫の品種や個体差もありますが、生後3カ月頃までの子猫の多くはまだ乳歯で、噛む力が十分ではない場合もあります。

猫は生後3カ月前後から7カ月頃までには大人の歯に生え変わりますが、それまではできるだけ小粒の食べやすいドライフードを与えるほうがいいでしょう。

ただし、ほとんどのフードメーカーでは子猫のドライフードを小粒にしています。

そのため、月齢に合った子猫用のドライフードを選べば、特に問題はないと思います。

離乳食の頃は、お湯でふやかしてつぶしてしまうので、粒の大きさはあまり気にする必要はありません。

ただ、少しずつ粒を残して固めの離乳食にしていく場合には、粒の大きさは意識したほうがいい場合もあります。

子猫に対して粒が大きいと感じたときには、食べやすいように砕いてあげるのもいいでしょう。

袋に入れて肉叩きや綿棒などで軽く叩いてあげると、食べやすい大きさに砕くことができます。

成猫になっても粒の大きさが合わずに食べない場合もあります。そんなときも食べやすいサイズに砕いてあげるといいかもしれません。

子猫がドライフードを食べてくれない!食いつきが悪いときの工夫

子猫に食欲がないときは、さまざまな理由が考えられます。

単純にドライフードが合わないだけの場合もありますが、病気の場合もあるからです。

子猫がドライフードを食べないときは、少し慎重に様子を見るようにしましょう。

まず、判断したいのは、食欲そのものがないのか、それともドライフードが合わないのかどうかです。

ドライフードを食べないときは、猫用のミルクや栄養補助食品などのおやつを与えてみましょう。

普通に飲んだり食べたりする場合はドライフードの食いつきが悪いだけという判断ができます。

そうでない場合は獣医師に診てもらうことをおすすめします。

子猫がドライフードを食べない場合、まずはタイミングを考えることがポイントです。

離乳食が終わってから食べなくなった場合は、まだ固いドライフードに慣れないのかもしれません。

その場合はもうしばらく離乳食を続けてみましょう。

まれに、ストレスなどで腸内環境が悪化してしまう子猫もいます。

その場合にドライフードを与えていると下痢を起こしやすくなるので注意が必要です。

食いつきが悪いうえに便がゆるいようなら腸内環境がよくないことが考えられます。

ドライフードに切り替えが完了してから食べなくなるのは、味に飽きてしまうことも原因としてあげられます。

猫用のふりかけを乗せるなど工夫してみましょう。

子猫のうちにいろんな味に慣れさせたほうがいいってホント?

猫は嗜好性の高い動物です。できれば、あまりたくさんの味を覚えさせてしまうより、飽きずに食べてくれるフードを続けるようにしましょう。

もちろん、栄養素が十分足りていることは必須条件です。

特に注意したいのは、味の濃い食べものや臭いの強い食べものを与えないようにすることで、人間と同じものを食べさせてはいけません。

猫に限らず、ペットフードは味がほとんどついていないものが基本です。

臭いの強いペットフードは食いつきのいいものが多いですが、その反面、添加物など安全性に疑問を持ちやすい製品が多い傾向があります。

好き嫌いがないようにいろいろなものを食べさせるという考えは人間の場合であり、猫にはあまり必要ありません。

実際は、総合栄養食だけで十分なのです。

ドライフードには子猫の成長に必要な栄養素が十分含まれているので、できればあまり余計なものを食べさせないことが理想と言えます。

そして、歯の生え変わりのタイミングで歯磨き専用ガムを与えるなど口腔ケアも始めておきましょう。

そうすることで歯垢や歯石を防ぎ、健康を管理することができます。

子猫は成長に合わせたドライフードを選ぼう

子猫は生後3〜4週間を目安に離乳食を始め、少しずつドライフードに切り替えていくことが必要です。

個体の成長に合わせて適切に切り替えながら、12カ月までは子猫用のドライフードを与えましょう。

食いつきが悪い場合は病気を疑ってみることも重要です。

タンパク質を中心に、子猫の成長に必要な栄養素が入った小粒のドライフードを中心に、厳選された素材を使った添加物のない良質なドライフードがおすすめです。