遊ばない

若い時は元気良く動き回っていた猫でも歳を取るとあまり運動をしなくなります。運動不足になるとストレス溜まるだけではなく、体調不良の原因となる事も珍しくありません。

初めて猫を飼ったという方や高齢猫と暮らした経験がない方の多くは「高齢になった猫の運動不足」に不安を感じますよね。今回は、高齢猫でも安全に運動不足を解消出来る遊びを紹介します。

本当に高齢猫に運動は必要?

運動

15歳ぐらいの高齢猫になると自宅の中をゆっくりと歩き回るだけで、若い頃のようにピョンピョンと飛び跳ねる事がなくなりますよね。

「普通に歩いているから無理に運動させる必要はないのでは?」と考える方も多いですが、運動不足になると筋肉や骨が弱くなってしまい怪我をしやすくなります。

最低でも1日1回は、適度に体を動かすように促してあげる事が高齢猫の健康維持に繋がります。

運動をさせようとした時に、猫が嫌がる素振りを見せたら辞めてください。無理に運動をさせると逆にストレスの原因となるので厳禁です。

シニア猫と遊ぶ!おすすめ遊び7選

おすすめの遊び

それでは、おすすめの遊びについてご紹介していきますね。おすすめなのは、

  1. キャットタワー
  2. 匂いつきおもちゃ
  3. レーザーポインタ
  4. トンネル
  5. 鬼ごっこ
  6. かくれんぼ
  7. だるまさんが転んだ

では、それぞれについて少し詳しく見ていきましょう。

1.高齢猫用のキャットタワーで気軽に運動!

階段の上下運動は足腰の筋力の維持に効果がある事から、高齢猫用のキャットタワーを販売している猫用品メーカー・ブランドも増えてきています。

若い年齢用のキャットタワーは、跳ねながら登れるように段差が高くなっていて登るのに体力が必要となるので、猫は歳を取ると自然とキャットタワーに登らなくなります。

一方、高齢猫用のキャットタワーは、段差が低くなっていて、足腰に負担をかける事なくゆっくりと慎重に階段を登る事が出来ます。さらに、キャットタワー自体の高さが低く柔らかい素材が使用されている事から、キャットタワーから落ちた場合でも怪我をするリスクを最小限に抑えられるので安心です。

飼っている猫が興味を示すおもちゃを使ってゆっくりとキャットタワーの上まで誘導させてあげると良いでしょう。

改めてキャットタワーを購入するなら、機能性とデザイン面に優れたuminecco(ウミネッコ)がおすすめ。

キャットタワーだけでなくフードやトイレ用品を含めた猫用品は一通り揃っているのに加え、家具・インテリアやフェイクグリーンも扱っているため見ているだけでも楽しいショップです。

2.リラックス効果がある匂い付きのおもちゃも効果あり!

高齢になるとあまりおもちゃに興味を示さなくなる猫も多くいます。そんな高齢猫にオススメなのが匂い付きのおもちゃです。

猫が好きなマタタビ等の付いたおもちゃで猫を誘います。猫の近くに放置しておくだけでも問題ありませんが、目の前で転がしてみたり不規則な動きをさせてみるとより興味を示します。

あまりスピードや緩急をつける事なく、猫がおもちゃの動きに付いていけるようにゆっくりと動かしてあげてください。また、遊ぶだけでも高齢猫には体への負担が大きいので長時間遊び過ぎないように気を付けてください。最低でも5分~10分に1回は長めの休憩を挟むようにしましょう。

マタタビ等の猫が好きな匂いは、興味や刺激を与えるだけではなく、リラックス効果も与えられるといった嬉しいメリットもあるんですよ。

3.ふとした瞬間に運動を促せるレーザーポインター!

持ち運びしやすいおもちゃとして人気のレーザーポインターも高齢猫の遊びに適しています。

ふとした瞬間に、猫の目の前にレーザーを照射して手足の運動を促せます。1回に5秒~10秒と短い時間の運動となるので体への負担も少なく、1日に複数回猫と一緒に遊べるという魅力もあります。

レーザーの動きが早すぎると興味を失ったり、追いかける事を諦めてしまうので猫が追いつける程良いスピードを心掛けると良いでしょう。

あとは、レーザーポインターは使用する際に猫の目にレーザーが当たらないように注意してください。レーザーに不安を感じる場合は、懐中電灯タイプのおもちゃがオススメです。

4.紙袋やトンネルで隠れながら遊ぶ!

成猫でもスッポリと隠れられる紙袋やトンネルも高齢猫の遊びにピッタリなんですよ。いつも猫が過ごしている場所から少し離れた場所に設置しておく事で散歩をさせられます。

紙袋やトンネルまでの移動に高齢猫が疲れてしまった場合でも、そのまま中で休憩出来るという便利さも魅力の1つです。また、中におもちゃを入れて自発的な運動も促せます。

猫用の紙袋は、耐久性が高く形が崩れにくくなっているのであまり費用がかからない事から人気となっています。

5.鬼ごっこで一緒に遊ぶ!

おもちゃを使わない遊びとしてメジャーとなっているのが鬼ごっこですよね。猫が近寄って来た時に捕まらない程度のスピードで逃げます。

追いつかれた後は、猫をゆっくりと追いかけてください。部屋の隅や壁まで徐々に追い詰めると猫は逃げるのを辞めるので、タッチして攻守を交代します。

猫が鬼ごっこを覚えるまでは上手に出来ない事もありますが、回数を重ねると猫も鬼ごっこのルールを覚えてくれます。おもちゃで遊ぶのとは異なり、猫とのコミュニケーションを取っている実感が得られます。

鬼役で猫を捕まえた際には、コチョコチョしたり撫でたりしてしっかりと愛情表現をしてあげてください。

一緒に遊ぶ事に夢中になり過ぎて猫に負担をかけないようにしてください。猫が疲れているな飽き始めたなと感じたら、切り上げましょう。

6.かくれんぼで狩猟本能を刺激!

鬼ごっこと似ていますが、かくれんぼも運動不足を解消する遊びとして最適です。高齢になって運動をしなくなった猫でも狩猟本能を刺激する事で自然と運動をさせる事が出来ます。

鬼ごっこの途中に隠れると猫は本気で飼い主を探し始めます。ある程度分かりやすい場所に隠れて獲物を見付ける喜びや捕まえる喜びを思い出させてあげましょう。

猫が運動に飽きないように鬼ごっことかくれんぼを併用するのも効果的です。

7.だるまさんがころんだも運動不足に効果的!

鬼ごっこ・かくれんぼと比較すると難易度は上がりますが、だるまさんがころんだも高齢猫に合った安全な遊びとして有名ですよね。

子供の頃に遊んだ時と同じルールで問題ありませんが、猫がルールを覚えるのにある程度時間がかかってしまう点を除けば、狭いスペースで遊べるといった点は嬉しいメリットです。

自分が動き回る必要もなく、猫のペースで運動させる事が出来ます。猫が飼い主に辿り着くまでの途中に簡単な段差を用意しておくと、より効果的に足腰の筋肉に刺激を与えられます。

だるまさんがころんだをする際には、カーペットを敷いておくと猫がバランスを崩しても怪我をしないので安全です。

猫の性格に合わせた遊びで運動不足を解消!

運動まとめ

キャットタワーやおもちゃといった猫が自発的に運動を促すアイテムだけではなく、一緒に暮らしてきた猫と一緒に体を動かして遊ぶ等、数多くの猫との遊び方が存在します。

体を動かす事が苦手になった高齢猫でも、猫の性格に合わせた遊び方を見付けると猫も機嫌良く運動をしてくれるので、諦める事なく色々な遊び方で猫を運動に誘ってみてください。